賃貸アパートで発生するトラブルの定番と言えば、退去時の追加請求に関することでしょう。
部屋に傷や汚れがあれば、次の住人のためにそれを修繕するのは当然のことではありますが、悪質なところでは身に覚えがない部分までクレームをつけられることがあります。
これをやられてはたまったものではありません。
ここで大きなトラブルとなった経験がある方も多いのではないでしょうか。
このような賃貸アパートのトラブルを回避するためには、入居時の対応にも注意しなければなりません。
見学時に気になるキズや汚れがあれば、すべてを修繕してもらうように交渉しましょう。
また、指摘しても修繕をされないようなケースであれば、必ずそれらの箇所を写真に残しておきましょう。
当日の日付がわかるようなものと一緒に撮っておくと効果的です。
そこまでするのかと思う方もいらっしゃるとは思いますが、そこまでしてようやく最低限の退居時の準備ができたと言えるでしょう。
賃貸アパートを仲介している業者は、不動産屋ですが、それぞれのお店に特徴があります。
そのため、利用する前に傾向を知っておくと良いでしょう。
例えば、全国展開している大手は、豊富な物件情報を持っています。
また、自社物件もあるので、何かしらの住居は見つけられます。
そして、地元で営業を長年してきている不動産屋は、他では見られない物件がある可能性があります。
地元の大家が優良物件の仲介を依頼しているという事例もありますし、その地域をメインに扱っているため、必然的に地元物件の扱いが多くなります。
賃貸アパートは、このように扱う業者によって異なります。
したがって、事前に傾向を掴んでおくと良いです。
ただ、最近は、ネットワーク化されており、一応他の不動産屋で扱う物件情報を知ることができるため、この点の個性は薄れつつあります。
しかし、専任媒介の場合もまだありますので、この傾向の違いは意味を成していないわけではありません。