賃貸アパートを借りる時には、家主と借主との間で、賃貸借契約を締結します。
この契約は、期間や賃料を定めて、貸主が物件を利用することができる契約です。
そのため、特に問題が発生しなければ、契約期間終了まで、契約が継続します。
しかし、出張や転勤で引越しをしなければならない人もいるため、契約期間内はずっと解約できないというのは不便です。
そこで、普通は賃貸アパートの賃貸借契約では、借主側に解約権を留保していることがほとんどです。
これにより、引越しをせざるを得なくなった場合に、契約期間満了を気にせず退去することができます。
しかし、無条件にそれを認めると、貸主にとっては不利益が大きくなります。
そこで、退去予定日から一定期間前に、解約をすることを通知することにしていることが多いです。
この期間は、おおむね二か月前とされます。
ただし、この期間前に通知をしなくても、その期間分の家賃を市は合えばいつでも解約できるとしています。
学生や単身赴任をする会社員、新社会人などがひとり暮らしをする際に最も多く利用されるのが賃貸アパートであり、単身生活をする人でも快適に生活ができるようにと、最近では様々な工夫が凝らしてある賃貸アパートが数多くあります。
例えば駅のすぐ近くの立地となっていたり、最初から生活家電や家具が備え付けてあったりと、生活に便利な物件が近年では非常に多くなっているのです。
賃貸アパートの契約金としてかかる費用の代表的なものとしては、敷金に礼金、不動産会社に支払う仲介手数料、それに前払家賃が挙げられます。
敷金や礼金は家賃の2ヶ月分が相場となっていますし、仲介手数料は家賃の1ヶ月分が相場となっています。
つまり、契約金としてかかる費用の目安の合計額は家賃の6ヶ月分と見積ることができるのです。
例えば家賃が5万円の賃貸アパートの場合には契約金としておよそ30万円がかかると考えて差し支えありません。
引っ越し費用と合わせてしっかり準備しておきたいですね。
Last update:2018/12/19